2014年03月03日(月)

新春例会・賀会

日時:1月29日
場所:松江東急イン

 

1月29日、毎年恒例の「島根経済同友会 新春例会・祝賀会」が松江市で行われました。渡部地域産業振興委員長(中国電力常務島根支社長)の司会進行により、第1部の新春講演は、講師に同友会顧問でもある、日本銀行松江支店長 木村 武様をお迎えし、「太陽のお宿:山陰(SunInn)-持続的成長に向けての課題―」を演題として講演をいただきました。
第2部の新春鼎談は、「アベノミクスと地方経済~伸びゆくASEANについて~」をテーマとし、講演に引き続き、日本銀行松江支店木村支店長様、信越化学工業㈱顧問今田潔様、宮脇和秀代表幹事の3人で意見発表が行われ、会場内からの発言も多く、景気対策に頼らない、競争力強化による企業体質の強化、海外需要への対応、島根の観光振興の促進など地域経済の活性化に向けた活発な意見が交換されました。出席者は、来賓として、県町村会会長石橋良治様や、島根県総務部長楫野弘和様など7人のご臨席をいただきました。この他、登壇者及び会員の皆様合計93人のご参加をいただき、新年初の行事として、盛会となりました。
(この例会の状況は、山陰経済ウイークリー2014 .2/18~2/24に特集掲載していただきました。)
新春鼎談は、宮脇代表幹事から、アベノミクスについて説明があり、デフレからの脱却政策として一定の評価を行うとともに、一方では、円安に伴う食料・エネルギーの負担増、中堅管理者の不足・自給率の向上の必要性など、テーマに関する説明を行い、意見交換が行われました。
(登壇者の発言概要)

※アメリカにおける1930年代の大恐慌への対処は、金融政策が中心、民間の力で克服し、成長を実現した。日本では、景気回復のため、3本の矢として政策の実施がなされてきたが、金融緩和、財政出動は、言わば企業が成長戦略に向けて活動していくための時間であると言える。この時間を企業は積極的に自ら成長に向けた努力をするべき。

※アベノミクスから始まっている、現在の明るい空気、期待感を萎ませず、また、政府や金融機関に依存しないで企業の出来ることから自助努力(投資・賃上げ)を促進する必要。

※島根の地域活性化に関し、邑南町の「食と農を連携したA級グルメ」が東京で話題になっていることを評価し、県内各地域が、熱意と執念で地域の魅力を打ち出して欲しい。

※生産性の向上や外需の獲得に目を向けることも島根の企業に必要な状況である。ASEANに注目が集まっているが、昨年経済交流で訪問し、現地を見たところでは、ベトナムが良いのではと考える。政治的に安定し、関西からの進出企業が多いホーチミン市は、外資受け入れに熱心である。

※日本では、内向き・保守・安易・マイペースなどに慣れて失われた20年を招いたが、これからは、外を見る・攻める・難しいこと、面倒なことに挑戦する。などの経営姿勢が求められる。これまでリスクと思われていた事柄が、オポチュニテイー(チャンス機会)となっている。また、中国、韓国は内政課題が多く日本攻撃が最近目立っている。ASEANは、親日的な面が多い。以上のような概況でした。
新春鼎談終了後は、来賓として、県町村会会長石橋良治様や、島根県総務部長楫野弘和様など7人のご臨席をいただき、新年祝賀会が行われました。久保田一朗副代表幹事の開会挨拶、石橋良治邑南町長の来賓代表挨拶、楫野弘和島根県総務部長の乾杯の音頭により開宴し、宮田弘副代表幹事(石央支部長)の中締めまで、賑やかな懇親祝賀会となりました。
なお、2月1日に東京クールジャパン事務局に転勤された宮尾ジェトロ松江所長様からご挨拶がありました。

2014/03/03 16:22 | 未分類 | コメント(0)

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