2014年08月08日(金)

第1回発展推進会議

日時:5月28日


出席者

会長 山下中国経済連合会会長

副会長 平井鳥取県知事、溝口島根県知事

伊原木岡山県知事

湯﨑広島県知事

村岡山口県知事

藤縄鳥取県商工会議所連合会会長

宮脇島根経済同友会代表幹事

岡﨑岡山県商工会議所連合会会長

深山広島県商工会議所連合会会頭

川上山口県商工会議所連合会会頭 ほか

 

国内外の地域間競争に打ち勝つために、中国地域の行政と経済界のトップが一堂に会し、中国地域の特色を生かした地域の発展に取り組むことを目的とする「中国地域発展推進会議が、5月28日山口市のホテルたなかにおいて開催され、宮脇代表幹事が出席しました。
冒頭、山下中国経済連合会会長及び平井鳥取県知事が会長・副会長として会議開催にあたっての挨拶がありました。そして、発展推進会議の総会が行われ、平成25年度事業報告、収支決算、平成26年度事業計画・収支予算案等について説明があり、異議なく承認されました。
その後、中国5県の知事、経済団体の代表計11人によって、次のテーマに随って意見交換が行われました。

  1. 省エネルギー・節電対策等の推進について
  2. 中国地域の諸課題について
    • 中国地方地域戦略について
    • インバウンド観光事業について

そして、発展推進会議としての共同アピール「ライフスタイルを見直し、省エネ・節電を進めよう」が採択されました。

 

*共同アピールの趣旨概要

「日常生活の中で、省エネルギー・節電に取り組むことで、地球にやさしく快適に過ごす「エコライフ」を実践していただき、職場・家庭・学校などでそれぞれ取り組みを広げていただくようご協力をお願いする。」
「発言概要」
(山下中国経済連合会会長)
中国地域の経済は回復しつつあり、社会もだいぶ明るくなってきた。
しかし、中長期的には少子高齢化問題やグローバル化による産業空洞化、さらに20年、東京オリンピック開催に対する資源集中化による懸念、地方の疲弊などがこの中国地方にも大きな課題となる。こうした課題解決には、この地域がさらに強く連携して取り組む必要がある。昨年3月末に山陰と山陽を結ぶ縦軸である鳥取自動車道と松江自動車道が開通をいたしました。山陰、山陽を結ぶ新横断道が充実することで、中国地域内で人・物の往来が増える。行政の連携も含め、経済、産業面での結びつきはさらに強まることになるとおおいに期待するところである。
 

(平井鳥取県知事 発展推進会議副会長)
先ほど中国地方知事会を行なった。これから5県で県境を取り払って広域連携をすることとなっている。地域産業戦略や中山間地の振興、医療や公衆衛生、さらには農業人材育成、またスギ花粉の対策等々に加え、防災や観光にも乗りだそうということとなりました。インバウンド観光、さらにはエネルギー対策、さまざまな課題につきまして忌憚のない意見をいただきまして、これからよい方向へ企業、行政が一体となって進めていかなければならない。
(意見交換)
宮脇代表幹事(資料配布とパワーポイントにより説明)
省エネ活動は当然なことである、一方エネルギー関係に関してオイルショック前の70%が石油です。オイルショック後に、石油40%、石炭23%、LNGが19%、原子力が11%。震災後に異常な形でLNGの依存度が高まった。化石燃料の比率が84%、どんどん伸びてしまった。ドイツ、イギリスも、自然エネルギーの買取価格制度が、国民負担が重くなりすぎて行き詰まっている。イギリスは、家庭の平均コストが年に、2004年は9万円が、2012年には22万円になった。石炭と石油と天然ガスと原子力と水力その他となっている。これを見ると、日本は、ある意味では2006年、2010年ぐらいはかなりベストミックスに近い形ではあった。石炭というのはコストパフォーマンスが非常にいい。石炭がCO2を抑えられれば、そういうふうな技術で世界に出ていくことも考えるべき。

このあと出席者がそれぞれ、省エネ活動の重要性や、太陽光発電、日本海のメタンハイドレードの開発。などのエネルギー問題に関しての発言が相次ぎました。

また、次の議題である中国地方産業競争力協議会の状況について、3月28日にまとめた、中国地方地域戦略(概要版)に関する説明と、今後、この地域戦略は、平成26年度以降、約3年間、平成29年度まで継続してフォローアップすることになっている。旨の概要説明があった。

つぎに、中国5県の広域観光の推進について、宮脇代表幹事から、これまでのインバウンド事業の実績を評価しながら、共同宣伝事業の充実に加えて、中国5県の外国留学生のネットワークを利活用できないか。また、国内観光客の中国地域への入り込み増加を図るための宣伝紹介も考えてはどうかなど、新たな視点に立った取り組みの重要性について発言があった。
これをうけて、各県知事、経済界代表からも、それぞれの地域が有する観光資源を活かすため、同主旨の発言が相次ぎ、活発な意見交換がなされました。
 

2014/08/08 10:53 | 未分類 | コメント(0)

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