2017年01月18日(水)

島根経済同友会 観光・地域産業活性化委員会 第1回相互研修会報告

【概要】

日 時: 平成28年9月29日(木)14時00分~15時40分
場 所: 商工会議所1階会議室
講 師: 山陰インバウンド機構 代表理事 福井 善朗氏
演 題: 「山陰におけるインバウンドの現状と課題」 ~観光で山陰を元気にする~
参加者: 31名

 

【福井代表の講演】

 

 講演では,できたばかりのPR動画の視聴の後,訪日外国人旅行者数・消費額が年々大きく伸びていることや,政府も目標を持って取り組みを進め,日本版DMOにより観光産業を基幹産業に育てようとしていること,その中での山陰インバウンド機構のミッション等について説明がありました。また,山陰の広域観光周遊ルートとして「縁の道~山陰~」として「山陰ブランド」のコンセプトを確立し定着を図ろうとしているとの紹介がありました。 さらに,インバウンド機構の取り組みの目標として

  1. 山陰の認知度向上
  2. 両県内の観光業界等と連携を組んでPR・営業戦略に取り組む
  3. 地方創生の礎となり,雇用につなげていく

との話がありました。

【意見交換】

 

 講演を聞いた後,会員からは「山陰におけるWiFi環境の整備の遅れなどが阻害要因になっていないか。インフラの整備が必要では。」といった意見が出され,福井代表を交えた意見交換がなされました。主な発言は以下の通りです。

  • 山陰の認知度は低く,トリップアドバイザーや,動画の活用,メディアやSNSを使ったPRなど,もっとPRが必要。
  • ハラルにどう対応していくべきか。
  • 観光協会や,中海・宍道湖・大山圏域DMO等,同じような取り組みをされている団体があるが,棲み分け,分担はどうなっているのか。
  • ターゲット地域の記載があったが,網羅的になっていないか。
  • 島根・鳥取両県でベクトルの合った取り組みとしてほしい。例えば,どちらのエリアから発着しても同じような支援としてほしい。

【まとめ】

 

 今回の研修を通じて,山陰インバウンド機構の取り組みや目指している方向性について理解を深めることができました。

 また,意見交換を通じ,山陰におけるインバウンド推進に当たっての課題およびそれに対する取り組みの必要性について認識の共有ができました。個別には以下の通り。

  1. 都市部に比べてWiFiなど通信環境の整備が遅れており,シームレスな通信ができない。外国人観光客の受け入れに当たってネックとなっているおそれがあり,通信インフラの整備が必要。
  2. 山陰は良質な観光資源に恵まれているにもかかわらず認知度が低い。メディア・SNSを利用した情報発信の強化による認知度のアップに取り組むべき。
  3. 山陰インバウンド機構と類似の団体や行政が,同じ目的で取り組みを行っており,重複や分かりにくさにつながっている部分がある。各組織の棲み分け・分担を明確化するとともに,連携を図って進めるべき。

 各会員におかれては,今回の研修結果を踏まえ,それぞれの立場で機会をとらえ,観光・地域産業活性化について取組みや提言を行っていただければ幸いです。

以 上

2017/01/18 11:52 | 未分類 | コメント(0)

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