活動報告

2021.12.07

石見銀山、宇都井駅、奥出雲、足立美術館視察

 2021年11月24日・25日

 観光振興委員会では、石見地区・中山間地域の観光の現状とその振興策を探るため、11月24日・25日の両日、視察を行いました。昨年度コロナ禍により中止となりましたので、2年ぶりの視察となります。
 初日は、石見銀山からのスタートでした。一般的な石見銀山観光は大森町の町並みを通って龍源寺間歩に至るコースですが、今回は石見交通の小河社長の取り計らいで、銀山の中でも最大規模の大久保間歩の視察を致しました。大久保間歩は江戸時代の手掘りの跡や明治時代の火薬を使った跡など、往時の状況がそのまま見学できます。間歩の中では大量のコウモリが冬眠を始めていました。
 次に向かったのは、旧三江線の宇都井駅。わずか定員6名のトロッコを特別に運航していただきました。116段の階段を上ってトロッコに乗車、鉄橋からの眺めは最高でした。鉄道ファンを狙った観光振興も工夫次第で可能性を感じさせました。
 泊りは奥出雲町まで足を延ばし、亀嵩の玉峰山荘に宿泊しました。山間地ではありますが管理が行き届いた施設と接待で、コロナ禍にもかかわらず満室となっていました。


 翌朝は、「奥出雲たたらと刀剣館」を訪問しました。たたら炉の地下構造や吹子の仕組みなど「たたら製鉄」について説明を受けた後、「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」が持つ「日輪刀」に似ていると話題の黒い刀も見学しました。


 その後、鉄師頭取絲原家に伝わる資料や工芸品、庭園などを「絲原記念館」にて見学し、往時の鉄師の暮らしぶりを学びました。


 昼食は、同じく鉄師卜蔵(ぼくら)家旧宅跡の庭園内に造られたお食事処「椿庵」にて手打ちそばや季節の山野草などを堪能しました。


 視察先の最終は紅葉真っ盛りの「足立美術館」を見学しました。愛媛県から観光バス7台を連ね、修学旅行に来た高校生など、多くの見学客でにぎわっていました。



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